どうも、皆さんTakaです。
突然ですが皆さん、現在公開中の「エイリアン コヴェナント」、ご覧になりましたか?
この映画はハリウッドの巨匠 リドリー・スコット監督による大作SFホラーで、2012年に公開された映画「プロメテウス」の続編であり、「エイリアン」シリーズの原点回帰ともいえる作品です。
僕はこの映画、リドリー好きなので既に劇場で鑑賞済みでして、姉妹ブログの方でピックアップしております!。
さて、リドリー・スコット監督の映画作品についてザックリと説明すると、1979年の「エイリアン」、1982年の「ブレードランナー」が代表作として挙げられます。
この2つのシリーズは今年どちらも続編が公開されることになっていまして、もはや化石のように沈黙していた両作品が2017年に甦るということが如何に凄いことなのか、SFファンには考えるまでもないことなのです。
今回は、「エイリアン」、「ブレードランナー」という2作品を絡めつつ、AIについてのお話をしていきます。
*そのまま映画ファンにしかわからない論調で話すと一般の方々がついてこれないので、できるだけわかりやすくするように心がけますね(笑)
Contents
「エイリアン」、「ブレードランナー」から見るAIと人間の関係性
まず両作品に共通するのが、
アンドロイドが人間と共存している世界観である
ということ。
作品の時代設定が、それぞれ遠い未来を描いた世界、
「エイリアン」であれば、人類が宇宙を航海するのが当たり前になっている時代、
「ブレードランナー」であれば、どことなく荒廃した巨大都市において人類と機械の距離が限りなく近くなっている世界という、
当然ではありますが、僕たちが暮らしている現代とは大きく異なる世界です。
そして面白いのが両作品とも、アンドロイドが作品の重要なキーとなっていること。
「エイリアン」では、主人公リプリーたちが乗る宇宙船に一人だけ乗船しており、作中の黒幕ともいえる巨大企業ウェイランド・ユタニ社からエイリアンのサンプルを持ち帰るためのスパイとして送り込まれています。
そして「ブレードランナー」では更にアンドロイド(レプリカントと呼ばれている)の関わり具合が強くなっており、人間の労働力として扱われたレプリカントたちが人類に反逆するという設定になっています。
そしてさらに面白いのが、「エイリアン」では完全に人類の敵であったアンドロイドですが、「ブレードランナー」では人間の敵であるというよりむしろ、同情すべき存在であるという設定になっていること。
人類を見下し、地球にエイリアンの種という悪魔のような代物を持ち帰ろうとするアンドロイドと、人間によって酷使され、反逆者として人類と戦うことになるレプリカント。
どちらも人間によって造られ、高い知能を持つが故人間の脅威となっています。
AIが人類に対し反乱を起こすという点では、1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の名作「2001年 宇宙の旅」で既にやっていたことなのですが、スコット監督は「エイリアン」、「ブレードランナー」という2つの作品で、より明確なものを創り出したのです。
人間にとって代わることになる、AIによる労働力
さて、最初に「エイリアン」と「ブレードランナー」というSF映画のお話をしましたが、ここからは現在話題になっているAIによる労働力についてお話をしていきます。
もはやAIの進化には驚かされますが、最も衝撃的なのはやはりAIに人間の仕事が取って代わられるということですよね。
AIが進化していくことそのものは、確かに夢があることであると思います。
しかし、人間との共存ではなく、仕事を奪われるということに引っかかりますよね。
AIに仕事を任せるとして、酷使された彼らが反逆するのではないかという危惧はあるのでしょうか。
もちろん暴走しないように対策は練るとは思いますが、僕としてはAiに仕事をかわってもらうということは何らかの条件を提示すべきだと思います。
それは、
足りない人手を補充する
ということ。
所謂、工事現場の作業員や介護職といったきつい仕事ですね。
あれらの仕事は、人が非常に足りていません。
理由はもちろん、長く続けられる仕事ではないから。
そして、そもそも若い世代、特に僕たちの世代は自ら進んでその業界に就職しようとは考えない人が非常に多いです。
そんな人手不足の補充要員として、AI、ロボットの労働力を適用するのであれば、人件費の削減になりますし、より効率的な労働環境になるということは明らかであると言えます。
AIに仕事を奪われないようにするためには・・・?
さて、先ほどの理想論から離れて、現実的な視点からお話ししていきます。
僕たちが人間がAIに仕事を代替してもらう時がやってきたとして、やはり気になるのが、
どの職業が消えてしまうのかということですよね。
これについてはしっかりとしたデータが出されています。
このソースにあるリストを参照してみると、代替される可能性の高い職業は、ルーティンワーク、つまり、
特別なスキルが必要とされない職業になります。
なので、特別なスキルを持っていない人々は、失業に追い込まれてしまうということになります・・・
恐ろしいですよね。
この事実は、これらの業種を職業としている人々にとっては、「ロボットごときに仕事を奪われるなんたまったもんじゃない」と思う方々がほとんどでしょう。
しかし、少し違った視点で考えてると、多くのルーティンワークは、特別なスキルを必要としないがゆえに、給料が上がりません。
多くの人は、いくら頑張っても給料が上がらないような職場で長く働こうとは思わない人がほとんどでしょう。
「給料が上がらない職場で働くなんて、思考停止している。奴隷と同じだ。」とはよく聞きますが、これは間違ったことではありません。
僕たちのような若い世代であれば、いくら頑張っても給料が上がらない場所で働いたとしても、
やりがいを感じられないし、なにより成長しないと考える人が非常に多いです。(何も努力してこなかった人は別。)
そしてそういった若い世代がやりたがらない業種がAIに代替されるということは、時代が完全に効率化され、特殊なスキルが強く求められるという、新たなステージに降り立ったということなのではないでしょうか。
そして、これからは誰でもできる仕事ではなく、
その人にしか、自分にしかできない仕事を模索する時代
になるのではないかと思います。
AIによる労働力の代替はまだ課題が残されているのも事実ですが、人間がキチンとコントロールしたうえで、労働環境を新たなステップへ上がることが可能であるならば、技術が進化していくことはもちろん、より明るい未来への1歩になるのではないかと僕は思います。
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