どうも皆さん、Takaです。
今日Twitterを見ていると、ついに人類初のブラックホールの輪郭撮影に成功したというニュースが話題になっていたので、その話をしたいと思います。
そもそもブラックホールって何?
まず、ブラックホールというもの(概念?)がどんな性質を持っていて、どんな影響があるのかということからお話していきましょう。
ブラックホールとは、高密度かつ大質量で、強い重力によって決して逃れることのできない天体のことです。
その質量は光すらも逃げることができないくらい強大で、当然のごとく惑星は軽々と飲み込むほど。
その特殊な特性のため、今まで直接観測、撮影することは不可能だと考えられてきました。

映画とかでは聞いたことあるね
ブラックホール

ワームホールなんてのも
聞いたことあるな

理系ワードだなぁ
全然わかんないわ
国際研究チームが観測と輪郭撮影に成功
2019年4月国際研究チームが人類初のブラックホール観測と撮影に成功したことを発表しました。
イベント・ホライズン・テレスコープは、地球上の8つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクトであり、ブラックホールの画像を撮影することを目標としています。2019年4月10日、研究チームは世界6か所で同時に行われた記者会見において、巨大ブラックホールとその影の存在を初めて画像で直接証明することに成功したことを発表しました。
http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html
この成果は、アメリカの天文学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ』特集号に6本の論文として掲載されました。今回撮影されたのは、おとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホールです[1]。このブラックホールは、地球から5500万光年の距離にあり、その質量は太陽の65億倍にも及びます[2]。
http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html
65億倍・・・
全く想像できないような世界ですね・・・
イベント・ホライズン・テレスコープは、世界中の電波望遠鏡をつなぎ合わせて、圧倒的な感度と解像度を持つ地球サイズの仮想的な望遠鏡を作り上げるプロジェクトです[3]。イベント・ホライズン・テレスコープは長年にわたる国際協力の結果であり、アインシュタインの一般相対性理論で予言された宇宙のもっとも極限的な天体を探る新しい手段を研究者たちに提供します。なお今年は、一般相対性理論が歴史的な実験によって初めて実証されてから100年の節目の年に当たります[4]。
http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html
日本の研究者も、さまざまな面でこの研究に貢献しました。まず、日本と台湾・韓国、北米、欧州が共同で運用するアルマ望遠鏡は、観測に参加した望遠鏡の中でもっと感度が高く、イベント・ホライズン・テレスコープ全体の感度の向上に大きな貢献をしました。また、アルマ望遠鏡をイベント・ホライズン・テレスコープの一員とするために、山頂のアンテナ群から山麓施設にデータを伝送する装置は国立天文台が開発しました。さらに、日本はアジアのパートナーと共に東アジア天文台を設立しており、東アジア天文台がハワイのジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡の運用を担っています。
「日本の研究者は、ソフトウェアや研究においても貢献をしています。私たちは、『スパース・モデリング』と呼ばれる新しい手法をデータ処理に取り入れました。これにより、限られたデータから信頼性の高い画像を得ることができました。最終的には、4つの独立した内部チームが3つの手法でデータの画像化を行い、いずれもブラックホールシャドウが現れることを確認しました。」と、イベント・ホライズン・テレスコープ日本チームの代表である本間希樹 国立天文台教授・水沢VLBI観測所長は語ります。

これがブラックホールの輪郭を撮影した画像です。
なんとなく目玉のようにも見えますね・・・
今回撮影に成功したプロジェクト・イベント・ホライズン・テレスコープですが、
日本人の研究者も携わっていたとのこと。
宇宙の謎を解き明かすために日本人の研究者も関わっていると考えると、
僕たち日本人としては喜ばしいことですし、なによりも人類一丸となって活動しているという感じがしますよね!
まとめ
宇宙にはまだまだ多くの謎に満ちていますが、
今回のブラックホール観測、撮影の成功はひとつの到達点といえるでしょう。
これからは年々謎が解明されていくかもしれませんし、宇宙ステーションに僕たち人類が入植する時代も近いかもしれませんね。
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